学校長あいさつ

 昨年度に引き続き、西小学校校長としてお世話になります。若林俊作と申します。歴史ある西小学校の校長として先輩校長先生方の名に負けないよう、精一杯努力したいと思いますので、皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。

 世界遺産の富岡製糸場に近くにある西小学校は、明治6年に七日市小学校として開校され、その後、富岡小学校に合併されましたが、昭和32年に西小学校として新たに開校されました。富岡市のほぼ中央に位置しています。
 本校は、「太陽の学校」という愛称で呼ばれてきています。それは、昭和45年に完成した南校舎の壁面に大きな太陽が描かれており、南校舎は通称「太陽校舎」と呼ばれ、 本校のシンボル的な存在となっているからです。また、正門入り口には、「太陽の子」の碑が設置されています。これは、太陽のような力強いエネルギーを持った子供に育って欲しいという地域の方々の願いと西小職員の思いが込められているものです。
 本校は、「自立と貢献」を校訓とし、やさしく(思いやりのある子)・本気で学び(本気で学ぶ子)・よく考え(よく考える子)・元気よく(すすんで勉強する子)の学校教育目標のもと、今年度も、学校・家庭・地域がしっかり連携し、皆様の協力を得ながら職員一丸となって、子どもたちの笑顔輝く西小学校づくりに取り組んでいきます。どうぞよろしくお願いいたします。

令和6年4月4日
                                                         富岡市立西小学校 校長 若林 俊作

 

令和6年度 富岡市立西小学校 学校の経営

【校訓】自立と貢献 

「太陽の子」「太陽の学級」 自ら輝き、周囲にエネルギーを伝える。

1 学校教育目標
(1)基本目標
 豊かな人間性と確かな学力をそなえた、心身ともに健康な児童を育てる。

(2)具体目標
 ・やさしく   思いやりのある子
 ・本気で学び  本気で学ぶ子
 ・よく考え   よく考える子
 ・元気よく   すすんで運動する子

(3)西小「太陽の子」の8つの取組 
○やさしく
① 挨拶や返事を自分からしましょう。
② 友達の気持ちを考えて、やさしい言葉をつかいましょう。(いじめは絶対にしません。)
○本気で学び     
③ 友達の話を最後まで聞いて、自分の考えを深めたり広げたりしましょう。
④ よい本をたくさん読みましょう。
○よく考え
⑤ 自分の考えを進んで説明しましょう。
⑥ 人の役に立つことを考え、進んで行動しましょう。
○元気よく
⑦ 休み時間は外に出て遊びましょう。
⑧ 目標を立てて、粘り強く取り組みましょう。 

2 学校経営方針

(1)基本方針
 子どもたちの「生きる力」の育成に向けて、学校・家庭・地域が一体となり、地域に根ざし、信頼され、魅力ある学校づくりに努める。
 そのために、子どもたちの個性を伸ばし、自ら課題を見いだしたり協働しながら課題解決を図ったりする「自立」と、周囲に良い影響を与えながら人間関係を築いていく「貢献」を培う教育を行い、全職員による組織的計画的な教育活動により「未来の創り手」である子どもを育成する。

(2)具体方針
① 確かな学力の向上
 的確なめあてを示す授業づくりを心がけ、日常生活との関連を図りながら、主体的・対話的で深い学びを実現する指導と教科横断的な指導を推進する。ALTを活用し英語教育の充実を図り、楽しみながら英語を学び、自信をもって英語を話そうとするFunglishの実践を行う。
② 豊かな人間性の育成
 互いを認め合い健全で豊かな人間性をもつ子どもを育成するために、道徳教育と積極的な生徒指導を推進する。
③ 健やかな体の育成
 子どもたちの生命を守ることを第一とし、健やかでたくましい心身を育成するために、体育、保健、食育を関連付けた健康教育を推進する。④SDGsの意味や意義を適切にとらえ、子供たちが意識して生活できるよう、生活科、総合的な学習の時間を中心に学習を進めるとともに教科横断的な学習を推進する。

⑤学校経営の充実・改善
 子どものよさや可能性を最大限に伸ばし、子どもが活躍できる学校づくりを行うために、それぞれの教職員の長所を活かし短所を補い合う組織的な取組を行う。
 ⑥ 教職員の資質能力の向上
 子ども一人一人に寄り添った指導の充実と、日常の授業における学習スタンダードの共通実践を行い、教職員一人一人の職能成長と働き方改革への意識付けを図る。

 ⑦ 小・中学校間連携の充実
 義務教育9年間を見通した教育課程の滑らかな接続を図るために、キャリア教育や英語教育を軸とした富岡中校区内4校の連携を強化する。

⑧ 家庭・地域・関係機関との連携
 地域に根ざし開かれた学校となるために、子どもたちのよさを積極的に発信し、PTAや七日黒川地域作りセンター、七日市黒川地区区長会・地域づくり協議会と連携を図る。
 ⑨ 教育環境の整備・充実
 安全・安心の視点からの学校の施設設備の管理や、個別最適な学びと協働的な学びの充実及び校務の効率化を目指したICT環境の整備に努める。

3 本年度の努力点

(1)子どもたちが活躍し、笑顔が輝く「太陽の子」を目指して

 

① 児童が意欲的に活動できるよう、自発的、自治的な活動の環境を作り、児童主体の行事、集会活動、委員会活動、当番活動を充実させる。

② 子どもが考えを発表したくなる授業づくりのために、ICTを効果的に活用しながら、発表や説明が充実する授業を行う。 

③ 児童一人一人の豊かな心を育てるために、道徳教育、特別活動を中心とした心を育てる教育の充実を図る。

④やさしい言葉を使えるよう言語環境を整えるとともに、Funglishの推進により自ら積極的に自信を持ってコミュニケーションを図る子どもを育成する。    

 

(2)主体的に学び、互いに認め合う「太陽の学級」を目指して   

① 西小学校全教職員がチームとして、学校運営に参画し、すべての児童が自分らしさが認められ、居場所がある環境作りに取り組み、一人一人を大切を大切にした温かい学年・学級経営を行う。
② 学級経営の充実を図り、積極的な生徒指導の実践により、学習規律の定着を図る。考える授業、話し合う授業の実践化により、粘り強く取り組む児童の育成を図る。
③全教科、全学年で学習スタンダードによる授業を実践し、子どもにとって学びやすい授業を継続することにより子どもたちの主体的な学びを実現する。

(3)子どもたちの力を高め、安全で安心な「太陽の学校」を目指して

①「元気に登校、笑顔で下校」を目指し、問題行動・いじめ・不登校・事故・虐待等の早期発見、早期対応による迅速で組織的な対応を行うために報告・連絡・相談を徹底する。

② 新型コロナウイルス感染防止対策の組織的な取組と、学校行事の充実を図る。 

③ 日常の情報交換を密に行い、授業公開や共通実践の推進により、学び合う職員集団を実現する。